深海地質調査第16回航海の科学調査任務が完了
広州海洋地質調査局の調査船「海洋地質6号」はこのほど、深海地質調査第16回航海の科学調査任務を無事に終え、広東省広州市に帰港したことが、中国自然資源部(省)中国地質調査局への取材で分かった。航海の成果は先日正式に発表された。人民日報が伝えた。
「海洋地質6号」は今年4月3日に出航し、52日間にわたり航海を実施した。総航程は1万3000キロメートル近くに達し、深海地質環境調査や海洋探査の重要技術・装備の研究開発と応用などの分野で複数の成果を上げた。
今回の航海では、マルチビーム測深、海底地層探査、ピストンコアラー、トロールサンプリングなど多様な地質調査手法を採用した。その結果、深海盆地で高い分布密度と豊富な埋蔵量を持つ多金属団塊を発見し、フィリピン海の深海盆地には多金属団塊がほとんど存在しないという従来の認識を改める成果となった。調査チームは、多金属団塊、コバルトリッチクラスト、海底岩石、深層海水、柱状堆積物試料、間隙水など貴重な一次データとサンプルを取得した。特に中央リフト帯では約90キログラムの玄武岩サンプルを採取しており、地域のマントル供給源の特性や地下深部プロセスの研究を深化させるための重要な試料となる。
技術・装備の研究開発と応用の面では、今回の航海において広州海洋地質調査局が独自開発した世界初の1万メートル級全海洋深度対応電磁観測ステーションおよび海上運用システムの海上試験・検収を完了した。西太平洋の水深7737メートルの深海リフト帯で高品質なデータの取得に成功し、すべての性能指標が基準を満たした。これは中国の深海電磁探査技術が重要なブレイクスルーを達成したことを示しており、今後、地球深淵科学研究や国際海洋科学掘削計画の掘削地点選定作業を力強く支えることになる。
「海洋地質6号」は、中国が独自に設計・建造した初の現代的総合地質・地球物理調査船で、2009年の就役以来、累計80回以上の航海任務を遂行しており、中国の深海地質調査および海洋科学探査を支える重要な戦力となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年6月11日
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