「新三種の神器」から「新・新三種の神器」へ 急成長を続ける中国の貿易

人民網日本語版 2026年07月20日11:21

イラストは生成AIで作成

イラストは生成AIで作成

2026年は外部環境が複雑で変化に富んでいるにもかかわらず、中国の貿易額は記録を更新し続けている。

国家統計局が7月15日に発表したデータによると、今年上半期(1-6月)の中国の物品貿易総額は前年同期比16.9%増の25兆4700億元(1元は約24.0円)に上り、同期の数字として初めて25兆元の大台を突破した。

こうした数字よりもさらに市場を沸き立たせたのは、貿易の構造における「新」、つまり「新・新三種の神器」が急速に台頭し、上半期の貿易分野における頻出ワードになったことだった。

「新・新三種の神器」とは、ロボット、人工知能(AI)、イノベーティブ医薬品を指す。

未来産業の方向性を代表するこの3つのワードは、中国の貿易の新しい看板になりつつある。

上半期には、中国の産業用ロボットの輸出は同18.6%増加し、手術支援ロボットの輸出は前年同期の4.3倍となり、スマートバイオニックロボットは1万台以上輸出され、中国製ロボットの輸出先は世界の90を超える国と地域に広がった。

AIの急速な発展にともない、上半期の中国の電子部品やコンピューター部品などの製品輸出はいずれも2桁の伸びを達成し、合計で輸出の伸びを6.9ポイント押し上げた。

特にイノベーティブ医薬品の海外進出は爆発的発展期を迎え、上半期の中国製イノベーティブ医薬品のライセンスアウト(知的財産の他社への使用許諾)総額は約1100億ドル(1ドルは約162.3円)に上り、2025年通年の約80%に達し、再び過去最高を更新した。

改革開放の初期を振り返ると、豊富な労働力による低コストの優位性を武器に、衣類、家具、家電の「旧三種の神器」が国際市場への扉を開いた。

21世紀に入ると、電気自動車、リチウム電池、太陽電池の「新三種の神器」が台頭。中国は充実した産業クラスターとエンジニア人材を強みとして、世界的なグリーントランスフォーメーションの中で機先を制した。

そして第15次五カ年計画(2026~30年)がスタートした今年、「新・新三種の神器」が急速に台頭し、輸出製品の付加価値がさらに飛躍的な上昇を遂げた。中国の貿易のコアコンピタンスはすでに「要素による駆動」から「イノベーションによる駆動」へと静かに移行している。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年7月20日

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