農業の新たな可能性を切り開く除草ロボット

人民網日本語版 2026年07月17日13:50

夏の内蒙古(内モンゴル)自治区巴彦淖爾(バヤンノール)市磴口県の平坦で広々とした農地では、独特な外観を有する6台の無人運転レーザー除草ロボットが、まっすぐに伸びた畝の間を整然と走行している。人民日報海外版が伝えた。

農地では、まばゆい光点が一瞬閃くとともに一筋の煙が立ち上り、畝間の雑草は瞬時に炭化して枯れ果て、地面に倒れる一方、その隣で健全に生育する有機サイレージ用トウモロコシの苗には全く損傷が生じない。

これらの農地を走行するスマート機器は、内蒙古八爪智能科技有限公司が独自に開発したものであり、自社開発のAIスマートコアを基盤とし、35件の独自知的財産権を保有している。また、「認識―意思決定―実行」から成る全工程のインテリジェント作業クローズドループを構築しており、従来の人手による除草や農薬による除草の方式を刷新するとともに、現代農業の除草作業に新たなテクノロジーを導入している。

同社の楊雲飛会長は、「この機器はミリ秒級の画像認識アルゴリズムと農業向け大規模言語モデルによる識別技術を搭載しており、農地でよく見られる12種類の作物および雑草を正確に識別できる。わずか100ミリ秒で雑草の位置特定、レーザーによる炭化、生育停止までの一連の処理を完了し、作物苗と雑草を極めて高い精度で識別するとともに、周囲の作物を損傷することなく作業できる」と説明。

この高精度な認識能力と精密作業能力は、ロボットに搭載された一連のインテリジェントセンシング・意思決定システムによるものだ。機体上部に搭載されたマルチスペクトルカメラと深度センサーは装置の「スマートな目」として機能し、サブミリメートル精度で農地の画像を取得する。同社組立エンジニアの劉軍氏は、「取得した農地の実データは100ミリ秒以内に大規模AIモデルによる推論・解析を完了し、農地内のすべての緑色植物の種類を正確に識別することで、高精度除草のための中核データを提供する」と述べた。

完全自律型の無人作業も同ロボットの大きな特徴だ。高精度測位システム、全域経路計画技術、AI環境認識および自律地図作成技術を統合し、農地の複雑な地形をリアルタイムで解析するとともに、作業境界を正確に特定し、最適な除草経路を自律的に生成することで、自律走行、自動運転および無人作業を実現している。

赤峰市、通遼市、巴彦淖爾市などで実施された複数回の農地試験によれば、同ロボットの除草効率は人手作業の約40倍に達している。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年7月17日

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