着々と進む「都市を跨いだ老後生活」、河北省で老後を過ごす北京と天津の高齢者が増加

人民網日本語版 2026年07月24日16:41

北京市・天津市・河北省協同発展の取り組みが推進されているのを背景に、老後を過ごすために、北京市と天津市から河北省に移り住む高齢者が現在増え続けている。中国新聞網が伝えた。

河北省保定市競秀区にある東籬頤養コミュニティに行くと、70代の男性・劉彦新さんが友人と卓球をしていた。劉さんは定年退職からすでにだいぶ経っているが、2024年8月に、妻と共に老後を過ごすために、北京から保定に移り住んだという。

東籬頤養コミュニティでイベントに参加する高齢者たち(6月8日撮影・陳林)。

東籬頤養コミュニティでイベントに参加する高齢者たち(6月8日撮影・陳林)。

劉さんは、「高齢者は家にいると、孤独や寂しさを感じやすい。でも、ここは環境に恵まれ、コミュニティには病院も老年大学もあり、職員が毎日様々な活動を計画してくれる。みんなと一緒に過ごすと、毎日がとても楽しい」と話す。また、北京から保定までは、高速列車に乗ればわずか数十分の距離ということもあり、劉さんのような高齢者にとってはとても便利だ。

東籬頤養コミュニティには今、高齢者が400人以上暮らしており、そのうちの約20%が北京や天津から移り住んできた高齢者となっている。ここで老後を過ごすために天津から移り住んだ高齢者の陳東岳さんは、「ここの病院でも医療保険をそのまま使えるので、とても便利」と話す。

河北省には、競秀区のように北京市や天津市から高齢者を受け入れ、「都市を跨いだ老後生活」をサポートしている事例が他にも数多くみられる。

北京副都心と川1本を隔てた河北省廊坊市管轄下の三河市には、高齢者施設・燕達金色年華健康養護センターがある。それは、北京市・天津市・河北省シルバー事業協同発展の最初の試行機関の一つだ。同センターでは今、高齢者8000人以上が暮らしており、そのうちの9割以上が北京から移り住んだ高齢者となっている。

河北省秦皇島市では、「第14次五カ年計画(2021~25年)」期間中にのトレーニング・療養機関70ヶ所がウエルネス産業へとモデル転換した。現在、北京市と天津市の高齢者を対象に、滞在型健康ケアと地域密着型老後生活の理想的な受け入れ先作りを推し進めている。

今年2月、北京市統計局が発表したデータによると、2025年9月末の時点で、河北省の高齢者施設に入居した北京市から移り住んだ高齢者はすでに1万人以上に達した。北京市・天津市・河北省は現在、公共サービスの質向上と共有を徐々に実現している。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年7月24日

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