ロボットをより賢く、より使いやすくするには? 新たな職業に大きな可能性

人民網日本語版 2026年08月21日16:42

安徽省合肥市包河区にある合肥零次方ロボット有限公司で、ロボットエンジニアの韓佳赫氏がコンピューターに指令を入力すると、ロボットアームがゆっくりと持ち上がり、卓上のコップをつかんでセルフ飲料機の下に置いた。コップが飲料で満たされると、再びコップを卓上へ戻した。一連の作業には1分もかからなかった。人民日報が伝えた。

動作終了後、韓氏は「顧客の要求とはまだ開きがある。把持力をさらに弱め、全体的な動作をもっと滑らかにする必要がある」と話しながら、改善すべき点を記録した。

「私の仕事は、問題を発見してそれを解決し、顧客のニーズを技術部門が理解できる言葉に『翻訳』して、ロボットをより賢く、より使いやすくすることだ」。今年27歳になる韓氏は、大学でネットワーク工学を専攻し、卒業後、画像AIアルゴリズムや大規模言語モデルに関する仕事に携わってきた。

同社社長補佐の黄鋭氏は「当社の研究開発担当者の平均年齢はわずか26歳で、チームは非常に若く活気にあふれている。互いに切磋琢磨し、学び合い、長所を取り入れ短所を補いながら、共に成長している。当社の創業メンバーには2000年代生まれが多く、すでに90人を超えるチームを構築している」と語る。

零次方公司は今年、独自開発したロボット店舗を発表した。ロボット店員が業務を担う「無人小売」モデルを採用し、上海や合肥などの都市ですでに導入されており、韓氏もそのプロジェクト参加者の一人だ。

テスト中に起こった様々な障害について、韓氏は今もはっきりと記憶している。「最初はロボットの移動経路が正確ではなく、商品の取り出しに影響していた。複数の解決策を試した結果、ロボットの底部にレーダーを取り付けるとともに、設計チームと話し合い、店舗の空間をロボットがより動きやすいように設計した」と韓氏は振り返る。

1ヶ月余りの調整を経て、ロボット店舗のロボットは安定稼働時間が1時間から1日へと延びた。「ロボットがますます『賢く』なっていくのを見て興奮した。この仕事をますます好きになった」と韓氏は言う。

デジタル経済の発展に伴い、次々と技術者がエンボディドAI産業に身を投じている。人的資源・社会保障部(省)は2022年、ロボットエンジニアなど18の新職業を発表した。今年7月には、エンボディドAIロボット応用技術者を含む12の新職業が発表された。

黄氏は「新職業の発表は、業界の発展を規範化し、業界基準を確立する上で大きな意義を持つ。少し前には、当社も人的資源・社会保障部にエンボディドAI関連の新職業に関する申請書類を提出した」と話す。

第15次五カ年計画(2026~30年)綱要に基づき、中国は将来の発展をけん引する重点分野に照準を定め、未来産業の全産業チェーンの育成システムを構築し、エンボディドAIなどを新たな成長源にしていく。

韓氏は「エンボディドAIは新しい分野であり、前日まで使われていた技術的アプローチが、翌日にはもう時代遅れになっている可能性がある。私たち若いチームは未来産業と共に成長し、一つ一つの調整、一つ一つのコミュニケーションをしっかりと行い続け、より多くのロボットを『使える』レベルから『使いやすい』レベルへと進化させていく。エンボディドAIは最終的に爆発的な成長期を迎えると確信している」と語る。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年8月21日

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