ロボット犬調査隊員、哀牢山の密林で「冥界の花」ギンリョウソウモドキを撮影
人民網日本語版 2026年10月14日15:38
高い山に深い森、雨や霧が突如として現れる。「一つの山に四季があり、十里進めば天候が異なる」ともいわれる哀牢山での科学調査は、どれほど困難なのだろうか。現在、調査隊には四本足の新たな隊員が加わった。雲深処科技の山猫「M20S」輪足型ロボットだ。同機は哀牢山で初めての「ロボット科学調査隊員」でもある。研究者とともに原生林の奥深くまで入り、危険な区間での先行偵察、生物観測、映像記録、物資輸送を担当している。これは、中国のエンボディドAIロボットが哀牢山で実施した初の野外科学調査でもある。銭江晩報が伝えた。

哀牢山は横断山脈の東縁に位置し、「生物遺伝子の宝庫」と呼ばれている。ここには、同緯度地域で世界最大の面積を持ち、人為的な干渉が最も少なく、完全性が最も高い亜熱帯山地性の湿潤常緑広葉樹林の生態系が保存されている。哀牢山の中核区域には道らしい道がなく、倒木や乱石、渓流沿いのぬかるみが次々と行く手を阻む。山猫「M20S」は、広い関節可動域と車輪式構造により、状況に応じてリアルタイムで走行モードを切り替えられる。車輪モードでは林間の狭い道を素早く通り抜け、步行モードでは倒木を乗り越え、乱石を踏み越える。車輪でも脚でも移動でき、あらゆる地形を走破する能力を備えている。

さらに、人間の目では見落としがちな林床の隅々にも入り込める。哀牢山での科学調査中、このロボット犬は腐生植物で「冥界の花」との異名を持つギンリョウソウモドキを撮影した。この植物は、1年のうち地上に姿を現す期間がわずか約40日しかなく、野外で撮影された映像は非常に少ない。今回得られた貴重な映像は、今後の植物研究に役立つ一次資料となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年10月14日
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