海外のデータを海南省で加工、宇宙分野のスーパーコンピューターが応用シーンを拡大

人民網日本語版 2026年10月23日15:20

海外で収集された衛星リモートセンシングデータを海南省文昌市に送り、加工・処理した後、その成果を海外の顧客に提供する。筆者はこのほど、2026年「活力中国調査行」の海南省特別取材イベントに参加し、文昌宇宙スーパーコンピューティングセンターを訪問し、現地における宇宙関連データの活用および国境を越えた加工貿易の発展状況について取材した。中国新聞網が伝えた。

文昌宇宙スーパーコンピューティングセンターは、中国初の宇宙分野のスーパーコンピューティングセンターであり、海南省の第14次五カ年計画(2021~25年)および「スマート海南」の重点プロジェクトでもある。23年8月に完成し、運用を開始した。同センターは、宇宙関連データの収集、受信、保存、加工、応用などの各工程を対象に、宇宙ビッグデータ産業チェーンを構築し、商業宇宙開発とリモートセンシングデータの活用を支えている。

文昌宇宙スーパーコンピューティングスマートテクノロジー有限公司の葉世陽会長によると、同社は現在、宇宙関連データの海外展開事業を積極的に進めている。今年5月にはシンガポール向けのデータ輸出事業を実施し、シンガポールの国土リモートセンシングデータを加工・処理して、現地の都市計画にサービスを提供した。

10月20日、海南省文昌市の文昌宇宙スーパーコンピューティングセンターの展示ホールに設置された大型スクリーンで、ロケットの打ち上げシーンがシミュレーション表示されている。撮影・李夢

10月20日、海南省文昌市の文昌宇宙スーパーコンピューティングセンターの展示ホールに設置された大型スクリーンで、ロケットの打ち上げシーンがシミュレーション表示されている。撮影・李夢

葉氏は、「ここでいう加工貿易というのは、海外のデータを中国国内で加工・処理し、その後、海外に輸出することだ。当社は東南アジアや欧州の関係機関とも協力を進め、農業、科学研究、都市計画などの分野におけるリモートセンシングデータの活用を模索している」と説明。

文昌宇宙スーパーコンピューティングセンターで、衛星が収集したリモートセンシングデータが地上局で受信された後、スーパーコンピューティングセンターで加工・分析され、政府機関や企業が利用できるデータ製品になることが取材で分かった。

葉氏によると、関連するリモートセンシングデータはすでに農業、水利、環境保護などの分野で活用されている。耕作放棄地の監視、農作物の生育状況の把握、河川や湖沼の管理、違法な土地利用の状況把握などに利用できるという。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年10月23日

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