中国2026年1-9月のジュエリー輸出額が大幅増 金・銀製品の代替需要も旺盛
中国税関総署がまとめたデータによると、2026年第1-3四半期(1-9月)には、中国の貴金属製または貴金属を張った金属製のジュエリーの輸出額が前年同期比17.55%増の102億ドル(1ドルは約157.8円)を突破し、輸出規模が大幅に拡大した。全国のジュエリー・アクセサリー輸出コアエリアとなっている広東省では、1-9月の同ジュエリーの輸出額が同36.54%余り増の73億ドルに達し、輸出増加率が全国平均レベルを大きく上回った。同省のジュエリー加工の重要拠点である汕尾市では、企業に注文が殺到し、生産能力が拡大を続け、産業の活力が十二分に示された。

汕尾市のジュエリー加工メーカーを取材したところ、現地の工場は海外からの注文の納期に間に合わせるためフル稼働していた。同市の「来料加工」(海外企業から原材料や部品などの提供を受けて中国国内で加工製造を行い輸出する形態)を主に手がけるジュエリー加工メーカーは、真珠や宝石をあしらった貴金属製ジュエリーを中心とする製品を米国などに輸出している。同メーカーの輸出業務マネージャーは、「今年1-9月の輸出額は前年同期比69.4%増の684万ドルに達し、輸出全体のうち14金(14K)製品が80%以上を占め、主要成長源となっている」と説明した。

付加価値の高い品目の成長だけでなく、海外市場での「代替品需要」も輸出成長の重要な推進力となっている。国際市場で金・銀価格が高値で推移している影響を受けて、海外のバイヤーの調達戦略にも明確な変化が生じている。
ある企業の輸出業務マネージャーは、「昨年は18金(18K)製品が当社の出荷量全体のうち18%を占めたが、今年は現時点で12%まで下がった」と明かした。貿易会社を経営する陳庭祥社長も、「銀価格上昇の影響を受けて、今年は顧客の60%が調達対象を銀アクセサリーから銅アクセサリーに変更しており、当社は今年1-8月の銅製品の受注が前年比で50%増加した」と話す。
海外からの注文が増加し続ける汕尾市のジュエリー産業を背後でしっかり支えているのは、成熟し整ったジュエリー産業チェーンだ。同市のジュエリー産業チェーンはデザイン、加工、研磨、めっきの全プロセスをカバーし、産業の集積効果が顕著となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年11月2日
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