来年の中国自動車10大技術トレンドを発表 複数の重要分野を網羅
中国自動車工程学会はこのほど、「2027年度中国自動車技術10大トレンド」を発表した。この10大技術トレンドは、動力電池、自動車用チップ、シャシー制御、V2G(車と電力網の相互連携)、軽量化、自動運転、コックピットのスマート化など、複数の重要分野を網羅している。選定基準は、重要な技術的ブレイクスルーが実現する可能性のある技術、量産化され自動車への搭載が間近に迫っている技術、応用規模が大幅に拡大する可能性のある技術だ。人民日報海外版が伝えた。
10大技術トレンドには、以下の項目が含まれる。
(1)単体のエネルギー密度が400Wh/kg(ワット時毎キログラム)級の固体電池がパイロット生産段階に入る。
(2)高い安全性を備えたRISC-V(オープンソースの命令セットアーキテクチャ)ベースの自動車用MCU(マイクロコントローラーユニット)が量産元年を迎える。
(3)統合型車両運動制御技術の応用・普及が加速する。
(4)V2Gによる1日当たりの逆方向の柔軟な電力調整能力が、100万キロワット(kW)級に達する。
(5)マグネシウム合金の一体成形による車体大型鋳造部品が小規模に実用化される。
(6)高度な自動運転を実現するトラック隊列走行が、1000台規模の実証運行段階に入る。
(7)分散型インホイールモーター駆動の実用化に向けた工学的検証が全面的に加速する。
(8)主流の量産車種において、コックピットのエッジ側モデルのデプロイパラメータが14Bを突破する。
(9)コネクテッド運転支援が実証・検証段階から小規模な量産車への標準搭載段階へと移行する。
(10)金属3Dプリント技術が、材料、設計、効率などの面で相乗的なブレイクスルーを実現する。
専門家によると、この10大技術トレンドは、中国のインテリジェント・コネクテッド新エネルギー自動車の重要コア技術が、急速にブレイクスルーを遂げ、産業化に向けて実用化されつつあることを十分に示しているという。
近年、中国の新エネルギー自動車の生産・販売台数が長年にわたり世界1位を維持する一方、中国のインテリジェント・コネクテッドカー産業も急速に台頭している。専門家によると、インテリジェント・コネクテッド新エネルギー自動車の技術イノベーションには、3つの顕著な特徴が表れている。第一に、スマート化と電動化の融合によるイノベーションが一段と深化していること。第二に、新素材や新構造のイノベーションによって自動車技術イノベーションがより深い段階へと進んでいること。そして第三に、分野を超えた融合によるイノベーションが自動車技術イノベーションの境界を継続的に拡大していることだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年11月4日
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