去年、日本映画「STAND BY ME ドラえもん」は中国で公開されてから、約1カ月で興収5億2988万元(約106億円)を記録。日本での興収(83億8000万円)を上回るヒットとなった。しかし、中国における日本映画の公開は約3年ぶりで、拡大する中国市場で出遅れ感も。今年は中国市場に公開の日本映画が8作品!日本映画も続々と中国映画市場の商戦に参戦する。
《BORUTO ボルト-NARUTO THE MOVIE-》の中国語版ポスター
BORUTO -NARUTO THE MOVIE-(ボルト ナルト・ザ・ムービー)
監督:山下宏幸
公開日:2016-02-18(中国大陸部)
ストーリー:第四次忍界大戦から十年以上が経過し、木ノ葉隠れの里は文明開化の一途を辿っていた。七代目火影として多忙な日々を送るうずまきナルトは、家族と過ごす時間が少なくなり息子ボルトとの溝が深まっていた。そんな中、任務から帰ってきたうちはサスケがナルトのライバルだと知ったボルトは父を超えるため、弟子入りを志願する。
中国への影響力:「ボルト-NARUTO THE MOVIE-」は昨年の8月7日に日本では既に上映されているが、同映画は初日から19日で興行収入20億円を獲得し、シリーズ最高の記録を樹立した。今回、中国大陸部の映画市場に登場することは大勢の漫画ファンにとって間違いなく喜ばしいニュースである。>>>詳細へ
大陸部で公開されて2週間が経ち、興行収入が1億元(約17億円)を突破、輸入版2次元アニメ映画の最高記録を塗り替えた。>>>詳細へ
《聖闘士星矢 Legend of Sanctuary》の中国語版ポスター
聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY
監督:さとう けいいち
公開日:2016-02-26(中国大陸部)
ストーリー:神話の時代に存在した、闘いの女神アテナを守護する戦士・聖闘士(セイント)。この世で悪が幅を利かせるときに、聖闘士が必ず出現するとされていた。そして現代。不思議な力を持つ少女・城戸沙織は刺客に襲撃され、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の少年・星矢に助けられる。そこで自分の使命を理解した沙織は、星矢やほかの聖闘士と一緒に黄金聖闘士(ゴールドセイント)との戦いに向かう。
中国への影響力:2014年公開の日本のアニメ映画「聖闘士星矢LEGEND of SANCTUARY」が中国で2月26日に公開されることになり、中国版のポスターがこのほど初めて公開された。「80後(1980年代生まれ)」の人々にとって「聖闘士星矢」は少年時代における欠かせない思い出であり、アテナの誕生や、星矢、紫龍や氷河たち聖闘士の登場、様々な戦いが繰り広げられる「聖域十二宮編」が彼らを少年時代に引き戻した。>>>詳細へ
《ビリギャル》の中国語版ポスター
ビリギャル
監督:土井裕泰
公開日:2016-04-14(中国大陸部)
ストーリー:名古屋の女子高に通うお気楽女子高生のさやか(有村架純)は全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた。今の状態では大学への内部進学すらままならないと案じた母は、さやかに塾に通うよう言いつける。彼女は金髪パーマにピアス、厚化粧にミニスカートのへそ出しルックで渋々入塾面接に行き、教師の坪田と出会う。
中国への影響力:日本で昨年上映された映画であるものの、「日本の大学入試」、「逆襲」、「チキンスープ」などのキーワードが今でも中国で話題となっており、子供を励ますために、子供と共に映画館へ行きたいと思う親たちも多いだろう。>>>詳細へ
「プラスのエネルギー」に溢れた日本の映画「ビリギャル」が14日、中国で正式に封切られ、上映初週にして興行収入2200万元(約3億7千万円)に迫り、これまでの日本の実写版映画の中国国内での記録を軽々と塗り替えた。>>>詳細へ
《ドラえもん 新・のび太の日本誕生》の中国語版ポスター
ドラえもん 新・のび太の日本誕生
監督:八鍬新之介
公開日:2016-07-22(中国大陸部)
ストーリー:家でも学校でも叱られてばかりののび太は家出しようと思い立つが、どこもかしこも私有地か国有地でどこにも自分の思い通りになる土地がない。最初は「無駄なことだからやめておけ」とのび太をバカにしたドラえもん以下4人も各々の理由で家出するも行くところがなく途方に暮れていた。それならばいっそのことまだ人間が誰も住んでいない太古の日本へ行こうと思い立ち、史上最大の家出へと出発した。
誰にも邪魔されないユートピアが完成したが、一時帰宅したところ、本物の原始人と思しき少年ククルに出会う。ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。ドラえもんたちはヒカリ族を救うため、中国大陸へ向かうことにする。
中国への影響力:「ドラえもん」36作目の劇場映画「ドラえもん新·のび太の日本誕生」が今年春に封切られると興行収入は3週連続1位という好成績をあげ、様々な年齢層の観客から好評を博し、ファンたちを満足させた。>>>詳細へ
製作サイドはこのほど、本作を7月22日に中国大陸部で公開すると発表した。新作の中ではドラえもんがのび太やしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫たちと7万年前の中国にタイムスリップし、自分たちの理想の世界を建設する。>>>詳細へ
《ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年》の中国語版ポスター
ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年
監督:高木淳
公開日:2016-08(中国大陸部)
ストーリー:花輪家に、世界中から5人の少年少女がやってきた。彼らは、日本の文化をもっと知りたいということで、まる子たちの家にホームステイすることになった。まる子の家には「アンドレア」という少年がホームステイする。その後まる子は、彼と充実した日々を送っていくが、そんな中、彼には会いたい人がいることを知る。
中国への影響力:今年は「ちびまる子ちゃん」のキャラクター誕生30周年に当たり、そのうえ23年ぶりの映画となる「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」がスクリーンに登場し、さらに中国の映画館に初上陸する。
このニュースは中国の「まるちゃん」ファンたちを大いに興奮させている。あるファンは「絶対に映画館に行きたい。子供の頃、『ちびまる子ちゃん』が更新されるのを今か今かと待っていた週末の午後の気持ちを取り戻したい」とコメントした。>>>詳細へ
《寄生獣》の中国語版ポスター
寄生獣
監督:山崎貴
公開日:2016-09-02(中国大陸部)
ストーリー:ある夜、世界中に、 新生物の卵が降り注いだ。卵から生まれた蛭のような生き物は、耳から人間に入り込み 、融合、擬態する。首から下は人間のままで、頭部は群体からなる ...
中国への影響力:同名漫画を原作とする日本映画「寄生獣」は2部構成で日本で上映された後、ブームを巻き起こした。製作チームはこのほど、同作品を9月2日から中国大陸部で上映することを発表した。また中国公開版「寄生獣」は2部に分かれたオリジナルを1部に再編集し、2部の見所を凝縮させたと説明した。>>>詳細へ
《名探偵コナン 純黒の悪夢》の中国語版ポスター
名探偵コナン 純黒の悪夢
監督:静野孔文
公開日:2016-07-29(中国台湾地区)
ストーリー:コナンの体を小さくしてしまった張本人である黒ずくめの組織の構成員ジンや、FBI捜査官の赤井、公安警察の安室らが登場し、記憶喪失の女性とのエピソードや、原作でも謎の部分が多い、黒ずくめの組織の内部が明らかになる。
中国への影響力:「名探偵コナン」は、漫画家・青山剛昌の推理漫画。テレビアニメも放送されている。テレビアニメは1996年1月8日に放送が始まり、その数年後に中国でも放送。現在も放送が続いている。中国の80年代、90年代、2000年代生まれの3世代の間で大人気で、史上最強の小学生コナンが、正義や勇気の象徴として、それらの人々の成長を見守って来た。そして、多くの人がコナンの名台詞をすぐに言うことができ、それを話す姿も鮮明に頭に刻まれている。>>>詳細へ
《ワンピース フィルム ゴールド》の中国語看板
ONE PIECE FILM GOLD(ワンピース フィルム ゴールド)
監督:宮元宏彰
公開日:未定(中国大陸部)
ストーリー:新世界で冒険を続ける麦わらの一味が上陸したのは、世界最大のエンターテインメントシティと称される「グラン・テゾーロ」。そこはこの世のものとは思えないほどの華やかな空間で日夜ショーやアトラクションで賑わい、世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪が集う世界政府公認の「独立国家」であった。
ルフィたちの前に現れたのは船の主にして世界政府をも動かす権力を持つ“黄金帝”ギルド・テゾーロ。一見豪華絢爛な街の裏ではテゾーロの圧倒的な支配が渦巻いていた。そんな中、世界政府に革命軍をも巻き込むテゾーロの世界を揺るがす野望が動き出し、麦わらの一味にも牙を剥く。(編集YW)
「人民網日本語版」2016年8月5日
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