国防部(国防省)報道局は公式微博(ウェイボー)で、日本の稲田朋美新防衛大臣が記者会見で南京大虐殺事件について、「百人斬り」の存在を否定したと報じた。
これについて、中国国防部は「日本は第2次大戦時に驚くべき『南京大虐殺』を行ない、人間性のない『殺人競争』を行なった。これには動かぬ証拠があり、疑いの余地はない。日本側が歴史を改竄すれば、歴史の覆轍を踏むだけであり、歴史を否認すれば、中日関係に未来はない」と表明した。
【記者】日本メディアによると、日本の稲田新防衛大臣は4日メディア複数の取材に応じた。南京大虐殺事件について、彼女は「百人斬り」(殺人競争)があったとは思わないと表明した。これについて中国国防部のコメントは。
【国防部】日本の稲田新防衛大臣の発言には強い憤りを覚える。70数年前、日本軍は第2次大戦時に驚くべき「南京大虐殺」を行ない、人間性のない「殺人競争」を行なった。これには動かぬ証拠があり、疑いの余地はない。日本の防衛大臣が歴史を顧みず、こうした事実を公然と否認したのは、侵略の歴史を美化し、国際秩序に挑戦し、「軍国主義」の霊魂を呼び戻すものに他ならない。「歴史を鑑として、未来が分かる」。われわれは指摘しなければならない。歴史を直視することが、歴史問題解決の基礎だ。歴史を改竄すれば、歴史の覆轍を踏むだけだ。歴史を否認すれば、中日関係に未来はない。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年8月8日
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