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人民網日本語版>>中日交流

中国人青年55人、日本の「公務員」を1年間体験

9日夜、あいさつを述べる木寺昌人駐中国大使

 日本の地方自治体が実施する「語学指導等を行う外国青年招致事業」(JETプログラム)に参加する中国人青年55人が10日、日本に出発した。今後1年間、日本の各自治体で国際交流員や外国語指導補助などを務める。「中国青年報」が報じた。

 JETプログラムは、日本の総務省や外務省、文部科学省、財団法人自治体国際化協会の協力の下、地方単独事業として1987年からスタート。世界最大規模の人的交流プロジェクトの一つとして、外国の青年を招致し、地域レベルの国際交流の進展や語学教育の充実を図ることを目的としている。

 参加者が担当する職種は(1)各地方自治体の国際交流活動に従事する国際交流員(CIR)(2)小学校、中学校、高校の外国語指導に従事する外国語指導助手(ALT)(3)各地方自治体の国際体育交流活動に従事するスポーツ国際交流員(SEA)---の3つ。すべての参加者が大都市から中・小都市、農村や漁村までの日本全国各地を活動舞台として、各地方自治体に派遣される。

 JETプログラムは、中国では1992年から開始。2012年には40カ国4360人が参加し、うち中国と米国の参加者が最多で計2334人、中国の参加者は78人だった。

 在中国日本大使館は9日夜、2013年度中国JETプログラム参加者の歓送会を北京で開催。日本の木寺昌人駐中国大使や中国外交部(外務省)の陳曦・外事管理司副司長が出席し、あいさつを述べた。

 木寺大使は「世界における最大規模の交流プロジェクトとして、JETは各国青年たちの積極的な参加や国内外の高い評価を得ている。中国の青年が参加するJETプログラムは日中国交正常化20周年の1992年にスタートし、今までに約1300人が参加している。中国の青年が日本各地で友情と信頼を育てることは、日中間の揺ぎ無い相互理解を築く上で、大変大きな意義を持つ」と述べた。

 陳曦氏は「JETプログラムは両国の地方交流における重要な絆かつプラットフォームだ。現在、中日関係は大変な困難に直面しているが、こんなときだからこそ両国の民衆同士の触れ合いや相互交流、相互理解の強化がより必要となる。プロジェクトの参加者はこの機会を大切にして、中日交流の懸け橋としての役割を果たしてほしい。日本にいる間に日本社会の各界と幅広く触れ合い、交流を深め、友情を築いてほしい」と語った。(編集MZ)

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