福建省、公務員を「契約社員」とする制度開始 契約は1-5年
福建省ショウ州市(ショウ=さんずいへんに章)公務員局は6日、雷港経済開発区管理委員会で招聘(しょうへい)制公務員契約セレモニーを開催。福建省初の招聘制公務員が正式に配属された。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。
今年5月22日、同市は招聘制公務員の招聘を始め、2つの職責をめぐって、19人が申請。11人が「2年以上の実務経験、大卒で学士学位を有するという条件を満たしていた。また、うち3人が修士課程を修了していた。その後、中共中央組織部と人力資源・社会保障部の規定に基づき、筆記試験や面接、身体検査、考察を経て、林福竣さんが古雷港経済開発区計画建設局課員に、林躍生さんが経済発展局課員にそれぞれ選出された。そして、7営業日公示された後、2人は正式に前出委員会と3年の雇用契約を結び、福建省初の招聘制公務員となった。
「中華人民共和国公務員法」と「招聘制公務員管理試点方法」の規定によると、人選のルートを広げ、健全な雇用システムを構築するため、専門性が高いものの、国家機密にはかかわらない職位や補助的な職位に招聘性が実施される。
福建省公務員局は同制度の試験ポイントとして、ショウ州市を選び、一方、ショウ州市は古雷港経済開発区を試験単位(国家が社会公益目的のため、国家機関により運営あるいはその他組織が国有資産を利用し運営するもので、教育、科学技術、文化、衛生などの活動に従事する社会サービス組織)に指名した。
同局の承継忠・副局長によると、「同制度は機関・単位と招聘制公務員は契約を結ぶ形で、両者の権利と義務を規定し、平等でオープンな制度。『公務員法』の規定に基づき、招聘制公務員の任期は1-5年となり、初めの1-6カ月を試用期間とすることができる。中国でも終身制公務員は『食いっぱぐれのないのない職業』とされているが、招聘制公務員は『契約社員』のような形で、招聘期限が解除されたり、終了したりすると、同職を失うことになる。また同職位には、明確な制限や規程があり、職責要求や給与、保険などの福利厚生などはすべて契約で決められる」。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年11月9日