習近平国家主席はオランダで23日、カザフスタンのナザルバエフ大統領と会談した。
習主席は「現在の情勢下、中国・カザフスタン協力の戦略的意義はより顕著化している。今年5月にはナザルバエフ大統領が訪中し、アジア信頼醸成措置会議(CICA)に出席する。ナザルバエフ大統領と両国関係や重要な国際・地域的問題について意見交換し、経済貿易・エネルギー・農業などの分野での協力を推進できることを期待している。中国はカザフスタンと共に努力し、訪問が実質的な成果を得られるよう努力していきたい」と指摘、また「中国とカザフスタンはそれぞれ、CICAの次期議長国、初提唱国である。両国は密接に協力し、アジアの新たな安全観の樹立、アジアの安全保障・協力の新たな枠組みの確立を推進し、アジアの平和と安全のためにより大きな貢献を果たしていく必要がある」と述べた。
ナザルバエフ大統領は「習主席は昨年カザフスタンを訪問し、両国関係の発展が大きく推進された。当時双方が達した重要な共通認識は今、着実に実施されている。カザフスタンは中国と各分野における実務協力を強め、中国の発展を支援していきたい。私はCICAの準備業務を高く評価し、会議が成功を収めることができると信じている。訪中と会議への参加を楽しみにしている」と述べた。
双方はこのほか、現在のウクライナ情勢について意見を交換し、「ウクライナ問題は法律と秩序の枠組み内で、対話を通じた政治的な解決方法を探すべき」との見方を示した。双方は、両国が今後も意思疎通と協調を維持していくことで意見が一致した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年3月24日