李克強総理は11日午前、ナイロビでケニアのケニヤッタ大統領、ウガンダのムセベニ大統領、ルワンダのカガメ大統領、南スーダンのキール大統領など東アフリカ諸国首脳、およびタンザニア、ブルンジ、アフリカ開発銀行の代表と共に、モンバサ―ナイロビ鉄道プロジェクト中国・ケニア共同融資協定調印式に出席し、談話を発表した。同プロジェクトは中国企業が建設工事を請け負う。
李総理は「各国首脳とナイロビで一堂に会し、大計を共に協議することを嬉しく思う。調印式への各位の出席は、東アフリカ鉄道網の建設を支持する各国共通の意向を物語っている。国を発展させるには、交通インフラを先行する必要がある。中国は各国と鉄道建設方面の技術やノウハウを分かち合い、設計、建設、装備、管理、人材育成、プロジェクト融資面の協力を積極的に行うことを望んでいる」と述べた。
また「東アフリカ地域、さらにはアフリカのコネクティビティ実現は、アフリカ諸国の経済発展にとって重要な支えとなる。モンバサ―ナイロビ鉄道は中国とアフリカが準地域協力から着手して、アフリカの高速鉄道網、高速道路網、地域航空網という三大ネットワークを共同建設する重大なプロジェクトだ。中国は関係国およびアフリカ連合(AU)との意思疎通と協力を強化し、中国・アフリカ金融機関の融資機能を十分に発揮する。域外の第三者機関が積極的に参加し、互恵・ウィンウィンを実現することも歓迎する」と表明した。
東アフリカ諸国首脳は、モンバサ―ナイロビ鉄道はケニアにとって百年ぶりの新たな鉄道であり、東アフリカの鉄道網をさらに整え、東アジア諸国の輸送能力を強化し、東アジア地域のコネクティビティと統合を促し、各国の経済発展を促すと指摘。中国の支援に感謝し、中国側と一致協力して同鉄道をできるだけ早く建設し、地域の人々に幸福をもたらす考えを表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月12日