国務院の李克強総理は10日にケニアのナイロビ国立公園で、同国のウフル・ケニヤッタ大統領と、密猟を戒めるために象牙を焼却処分した場所を訪れるとともに、国内外の記者に向けてスピーチを行った。同国のルト副大統領も同行した。
1989年に、ケニアの当時のモイ大統領は、同国立公園で総量12トンの象牙に自ら点火して、これを焼却処分した。この行動を記念して、ケニア政府は焼却した場所を保存し、記念碑を建てた。
李総理は焼却場所を視察するとともに、ケニアの野生動物保護の状況について説明を受けた。それから両国の指導者は共同記者会見に臨んだ。
李総理は次のように述べた。
中国はケニア政府とケニア国民が野生動物の保護で行ってきた並々ならぬ努力と獲得した大きな成果を賞賛し、尊重する。中国はケニアと同様、野生動物の保護を非常に重視している。今日、自分とケニヤッタ大統領が象牙を焼却処分した場所を一緒に訪れたことは、象牙の違法な密猟や密輸行為を協力して摘発し、野生動物保護の協力を強化しようとする両国の誠意を示すものであり、また中国政府がケニアの野生動物保護能力の向上にできる限りの支援を行う決意であることを示すものでもある。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月11日