国防部(国防省)ウェブサイトによると、マレーシア航空370便が8日未明、地上との交信を絶った。西安衛星観測制御センターは直ちに緊急対応体制を敷き、捜索救難要員による消息不明機の捜索活動を支援している。
中国政府が派遣した外交部领事司の郭少春副司長を団長とする共同作業グループがマレーシアのクアラルンプール空港に到着した。作業グループは在マレーシア中国大使館とマレーシア側と協力してマレーシア航空機の行方不明事件の対応にあたり、またマレーシア側に捜索を拡大して速やかに事件の真相を解明するよう促していく。新華社が伝えた。(編集YH)
マレーシア航空の旅客機が行方不明となる中、乗客の家族の傍らにはボランティアの姿が見られる。焦り、動揺、沈黙の中で、灯りの点けられない部屋、言葉を発する気持ちになれない状況が存在する。はっきりしない現実を前に、家族たちの中にはすでに気持ちが費えてしまった人もいる。現実に向きあえない人や、無理に自分の精神状態を保つ人も少なくない。新京報が伝えた。
外交部(外務省)の秦剛報道官は10日の定例記者会見で、マレーシア航空機が消息絶った事件について「現段階でもなお捜索救難活動が最も差し迫っており、最優先だ。時間との戦いであり、救命が間に合うよう努力している」と述べた。
外交部(外務省)の秦剛報道官は10日、マレーシア航空機が消息を絶った事件について「中国公安部(公安省)が国際刑事警察機構(ICPO)に確認した結果、確かに他人のパスポートを所持して搭乗した乗客が2人いたことがわかった。
中国海上捜索・救助センターによると、交通運輸部(省)の巡視船「海巡31号」が9日午後1時、三亜捜索・救助基地埠頭から捜査用設備や専門家、海事用ヘリコプターなどを載せて午後4時40分に出発し、マレーシア航空の旅客機が消息を絶った海域へと全速で向かった。
ベトナム現地時間9日午後6時30分、同国キエンザン省トーチュー島から南南西約80キロの沖合で、ベトナム軍がマレーシア航空機の機体の一部と見られる物体を発見した。国営ベトナム通信社が報じた。
マレーシア航空MH370便との音信が途絶えてから40時間あまりが経過した。電子システムもしくはエンジンにトラブルが生じても、通信は可能だ。通信システムが故障した場合でも、位置測定装置は機能し続ける。万が一墜落したとしても、デジタル信号は途絶えない。ベトナムとカンボジアの国境空域に入って数分後、同機の消息が途絶え、現在もまだ見つかっていない。通常では考えられない事態だ。航空機は一体どこに行ったのか?乗客乗員239人を乗せたジャンボジェットが「消失」することなどあり得るのだろうか?新京報・人民網などが報じた。
中国政府はマレーシア航空機が消息不明となっている事件について、在マレーシア中国大使館の対応を支援するため、外交部(外務省)、公安部(公安省)、交通運輸部(交通運輸省)、民用航空局の合同ワーキングチームをマレーシアに派遣することを決定した。
マレーシア航空のクアラルンプール発北京行きの航空機が8日未明、交信が絶ったことを受けて、中国の李克強総理はこの日、直ちに緊急体制を始動し、マレーシアの民間航空部門と密接に連絡し、捜索の強化を要請すると共に、中国人乗客の具体的状況をできるだけ早く確認するよう指示しました。