国防部(国防省)ウェブサイトによると、マレーシア航空370便が8日未明、地上との交信を絶った。西安衛星観測制御センターは直ちに緊急対応体制を敷き、捜索救難要員による消息不明機の捜索活動を支援している。中国新聞網が伝えた。
交信を絶ってからの時間が長く、捜索範囲が広いことから、センターは衛星観測制御緊急体制を迅速に敷き、衛星観測制御計画を調整。海洋、風雲、高解像度、リモートセンシングの4種、10機近くの衛星を活用して、捜索救難活動を技術的に支援している。このうち、一部衛星は本来の活動計画を中止して、捜索救難任務に全力を投入し、関係区域の気象、通信、捜索関連の支援業務を強化した。また、救援活動に対する信頼できるナビゲーション支援業務、通信支援業務を随時確保するため、救援活動衛星測位システム「北斗」の状態に対する監視・制御も強化した。
担当者によるとセンターは事件発生以来、各種衛星に対して数百件に上る正確な指令を出して、捜索救難活動のニーズに基づく持続的で、素早く、正確な雲や通信などの情報およびデータの提供を確保した。
センターは技術資源の優勢を最大限発揮。利用者の求めに応じて衛星観測制御計画を速やかに調整し、追跡・監視を強化した。技術者は24時間体制で交替勤務し、昼夜を問わず常に数十人の観測制御の専門家や技術者を確保し、衛星の動態を緊密に注視し、衛星の活動状況および性能を監視して、救援活動の効果的な実施を力強く支援した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月11日