歩行者は自動車より弱い立場にあることから、日本の交通法規は、歩行者優先のルールが多い。交通事故が発生した時、歩行者が信号を守っていたかどうかに関わらず、ほとんど自動車側に非があると判断される。信号機が設置されていない交差点では、交差点の近くに停止線が設けられ、ドライバーは、交差点を通過する際に停止線で一旦停止し、付近の状況を確認後、再発進しなければならない。一方、信号機が設置されている幹線道路の交差点の場合、状況は変わってくる。信号が青であれば、自動車は減速することなく、通常スピードで交差点を走行できる。初めて日本を訪れた外国人は、口を揃えて、「あんなスピードで交差点を通りすぎて、日本人は危険だと思わないのか?」と心配する。これは、道路交通法で減速するよう求められていないことによる。同時に、歩行者や交差点を通る他の車に対するドライバーの信頼感を反映している。ドライバーは、全ての日本人が交通ルールをしっかり守ると固く信じており、赤信号を無視して横断することはないと思っている。このような信頼関係が確立していることで、日本における交通の効率性は大幅に高まった。
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