日本・熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」は見た目はのろまそうだが、急激に有名スターとしての知名度を獲得し、また熊本県に大きな経済的利益をもたらしている。国際在線がAFP通信の23日付報道として伝えた。
「くまモン」の大きさは本物のクマと同じぐらいで、頬は赤く、体は柔らかい。「くまモン」のイメージは日本のあちこちで見られ、お菓子からキーホルダーまで、飛行機から財布まで、いたるところにその姿がある。
地方のマスコットキャラクターの多くは無名だが、「くまモン」が公共の場所に姿を見せると、いつも数百人のファンが集まって記念撮影をする。「くまモン」はしょっちゅう全国のテレビ番組に出演し、また天皇・皇后両陛下の前で「パフォーマンス」を見せたこともある。ゆらゆら揺れる特徴的なダンスは動画サイトYouTubeで延べ200万回以上再生されている。
わずか2年で「くまモン」は熊本県に12億ドルの経済効果をもたらした。これは観光や商品販売のみに留まらず、9000万ドル相当のCMやPR効果もある。「くまモン」はすでにマーケティング業界で注目を集めるマーケティング・ケーススタディとなっている。
現在、「くまモン」はツィッターで30万人以上のファンを持ち、厳しいキャラクター競争の中で驚くべき成功を収めている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月25日