23日は中国北部で「小年」と呼ばれる日にあたる。北京の鉄道の「春運」(春節<旧正月>期間前後の帰省・Uターンラッシュに備えた公共交通 機関の特別輸送体制)は同日から第2のピーク期を迎え、同日に北京地区の鉄道を利用した旅客が41万人に達した。午後11時58分、北京鉄道局初の「赤い目の高速列車」と呼ばれる夜行の高速列車臨時便が、警笛を響かせながら出発した。人民網が伝えた。
午後11時35分、北京西駅から太原へと向かうG2619便はゆっくりと北京西駅の14番プラットフォームに滑りむと、乗客456人が列を成して次々と乗車した。北京青年報の記者の取材によると、この「赤い目の高速列車」利用客の多くは、昼間の乗車券が購入できなかったか、乗車券を変更した人だ。深夜2時過ぎに太原に到着した後は接続する路線バスはないため、タクシーを利用するか家族が迎えに来るのを待つしかない。もっとも忙しい「春運」期間に帰省できるだけでもいいほうだろう。
北京鉄道局によると、臨時高速列車の運行は「春運」期間の帰省客のニーズに応えるためだ。今回初めて運行された「赤い目の高速列車」は営業キロ数が短く運行時間はわずか2時間半なので、夜間の保守・点検作業に影響を与えることはなく、安全は確保されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月24日