多くの出稼ぎ労働者にとって、早くから休みに入る子どもの世話は頭の痛い問題だ。身近に置いておいても世話をする十分な時間はとれないが、子どもを一人で故郷に帰省させるのも安心できない。この問題に対処するため、青島バスターミナルが無料で出稼ぎ労働者の子どもを故郷へ「送り返す」サービスを始めた。安全を保証するため、「送り返される子ども」のために事前に6ケタのパスワードが設定され、間違って引き取られることを防止する。
多くのインターネット利用者が「すごい。何でも送ることができてしまうのだな」と感心しているが、こうした「子どもの郵送」サービスは実は目新しいものではない。子どもが一人で飛行機を利用できるように、多くの航空会社がこうした特別サービスを提供している。ここ数年、青島市は客輸送のバスと鉄道の両方において出稼ぎ労働者向けにこうしたサービスを無料で提供し、また引き取り時のパスワード設定や専用座席の設置、特別のケアなどの多くの措置をとって子どもの安全を保証しており、周到なサービスを確保している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月20日