米国・テキサス州に住むわずか5歳の女の子が、ガンを患って余命がいくばくもない状態にある。現地時間の19日、家族や友人、コミュニティーの支援の下で、女の子はドレスアップして、皆の祝福の声の中、プリンセスになるという夢を実現した。環球網が英デイリー・メール22日付報道として伝えた。
報道によると、5歳になるこのクレール・ランクフォード(Claire Lankford)ちゃんは3歳の時、横紋筋肉腫と診断され、ずっと化学療法を受けてきた。クレールちゃんの病状は先月、急激に悪化し、医師によると肺やリンパ結節の5カ所に腫瘍が発見され、ガンはすでに末期で手のほどこしようがないという。この小さな天使の「プリンセスになりたい」という夢をかなえるため、クレールちゃんは19日に「美女と野獣」の主人公、ベルに扮して、両親と一緒に馬車に乗ってコミュニティーでパレードをした。パレード当日には100人以上の人がプラカードを手に、クレールちゃんに花びらを投げかけ、彼女を祝福した。
クレールちゃんの母親によると「クレールは42週にわたる化学療法を経て、すでに頭髪や眉毛、まつげなどが全て抜け落ちてしまったが、彼女の前向きな態度は一貫して医師や看護士の人気者だった」という。もうじき娘を失うという大きな悲しみを目前にし、クレールちゃんの父親は人々に、感謝の気持ちをもって、家族と過ごす毎日を大切にして欲しいと語っている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月24日