中韓両国の2013年の共通認識に基づき、両国は今年、中国人民志願軍烈士の遺体の引渡しを行うことになっている。両国共同の努力の下で現在、発掘、鑑別、遺体・遺品の記録などの作業がすでに段階的に完了している。17日には在韓中国人民志願軍烈士遺体納棺式が韓国・京畿道坡州市で行われた。今月末には志願軍烈士の遺体が中国に戻ってくる。国際在線が伝えた。
「尊敬する中国人民志願軍烈士の皆さん、私たちは中国国民、皆さんの家族を代表して皆さんを迎えに韓国に来ました。皆さんはもうすぐ家に帰ります。私たちは志願軍烈士に三度のお辞儀を捧げます」と、中国代表は烈士たちに声をかけた。
韓国・京畿道坡州市の韓国陸軍25師団所属のある宿営地では17日午後、在韓中国人民志願軍烈士数百人の遺体や遺品が真っ白な布の敷かれたロングテーブルに静かに置かれていた。中韓両国が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の昨年6月の訪中時に達成した共通認識に基づき、韓国はこれまで京畿道坡州市に安置されていた中国人民志願軍烈士の遺体と遺品を中国に引き渡す。昨年12月下旬に遺体の発掘作業が開始された。韓国国防省遺体発掘鑑定団の柳車永団長によると、韓国側は技術や発掘作業員を含む約1万4000人が昨年冬の寒さや多くの降雪といった困難を克服し、3カ月かけて掘り出した遺体を何度も洗浄、自然乾燥させると同時に、鑑別と登録・記録を行った。「鑑別作業に3カ月がかかった。科学技術を利用してそれぞれの遺体を個別に鑑定し、現在では乾燥・整理された遺体437体と遺品にそれぞれ番号がふられている。それぞれの棺には遺体だけではなく、個人の遺品や写真、記録などが入れられている」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月18日