中国科学院青蔵高原研究所が明らかにしたところによると、長期にわたるリモートモニタリングと地表面での観測の結果、過去約30年間で青蔵高原(チベット高原)及び近隣地域の氷河面積が5万3千平方キロメートルから4万5千平方キロメートルへと15%縮小したことが分かった。新華社が伝えた。
中国には青蔵高原を中心に氷河が4万6千カ所以上分布している。氷河の消滅は短期的には河川の流水量増加をもたらし、長期的には氷河の一部が消滅、あるいは面積が縮小することで、下流域が徐々に縮小し、社会・経済の持続的な発展に影響を与える可能性がある。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月23日