「第10回日本業務食材展示会」、「第3回山形県産食品展示会」、「福岡県・ 鹿児島県・四日市産食品展示会」が18日、北京で開催された。多くの日本の中小食品メーカーや地方自治体の経済振興機構、在中日系食品メーカーなどが、地方の特産品や新商品などをPRした。人民網が報じた。
今回展示されたのは、美容効果のある日本酒や醤油、味噌などの調味料、漬物、茶葉、ラーメン、陶器などの食器、さらにはミネラルウォーターに入れるだけで飲める緑茶などだ。
美容効果がある日本酒
山形県の古澤酒造のブースでは、輝くような美しい肌の古澤緑さんが日本酒のPRを行っていた。「美しい肌を保つ秘訣は?」との問いに、古澤さんは「日本酒はしわ改善に効果がある」と教えてくれた。
その答えには幾分ユーモアも含まれているだろうが、「美」を追求する多くの女子にとって、「日本酒に美容効果がある」というのは決して初耳ではないだろう。女性は「美」にこだわるというのを知っているからこそ、同社は柔らかい香りと味わいが女性に人気の純米大吟醸「美田美酒」を選んで並べていたのかもしれない。
お湯なしでできる緑茶
長崎茶匠LLP(有限責任事業組合)のブースでは、長崎県内各産地のお茶が並べられていた。一見何の変哲もないが、同社のお茶の特徴は、沸騰していないミネラルウォーターで作ることができる点だ。
細かいお茶の葉を冷たいミネラルウォーターに入れると、香りが失われることなく、緑茶独特のさわやかな香りが漂った。
登録有形文化財指定の蔵で作った醤油
三重県四日市の「福岡醤油」は、先々代の福岡長太氏が1895年に創業。100年以上たった今でも、創業当時の吉野杉で作られた桶約20個使い、 2-4年の間、もろみを熟成させ、醤油を作っている。同社のキリン圧搾機と醸造蔵は文化庁登録有形文化財指定となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月24日