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「長寿の郷」の高齢化の現実

人民網日本語版 2014年08月05日15:10

江蘇省如東県双甸鎮星光住民委員会19組のある4世代同居の家族。20歳の大学生劉心雨さん(前列中央)は将来、巨大な隠れた高齢者介護の圧力に直面する可能性がある。後列左から順に、45歳の母親、91歳の曽祖母、68歳の祖母、66歳の母方の祖父、47歳の父親、90歳の曽祖父、69歳の祖父(7月23日撮影)。江蘇省如東のある民営高齢者施設で本を読む78歳の高齢者洪秀芬さん。配偶者が亡くなり、3人の子どもは仕事が忙しいため、今では施設が彼女の家だ(7月24日撮影)。江蘇省如東県双甸の文化サービスステーションで、太極拳を学ぶ61歳の任乃泉さん(左前)と64歳の杜美琴さん(右前)。江蘇省如東県掘港鎮五総村で、落花生畑で働く79歳の高齢者周春秀さん(7月24日撮影)。江蘇省如東県のある民営高齢者施設で、点滴注射を受ける85歳の妻の夏南珊さんに付き添う91歳の王宇傑さん。
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中国は2001年から高齢化社会に突入している。「中国高齢事業発展報告(2013)」のデータによると、2013年の中国の高齢者人口数は2億人を突破し、総人口の14.8%を占める。江蘇省南通市如東県は計画出産の「模範県」であると同時に、現在全国で高齢化レベルが最も高い県の一つである。如東県の現在の戸籍人口は約104万人だが、17年連続で「マイナス成長」となっている。 新華網が伝えた。

如東県民政局の統計によると、2012年末の同県の60歳以上人口が総人口に占める割合は27.57%、65歳以上人口が総人口に占める割合は19.6%で、2つの指標はいずれも国家の平均水準を大きく上回っている。人口高齢化は農業生産や住民の介護、人材育成といった分野で如東に多くの問題をもたらし、また徐々に発展の活力を制約するようになっている。

3世代目の一人っ子は高齢者介護の巨大な隠れた圧力に直面している。如東は中国の長寿の郷で、高龄者が多い。20歳前後の若者は将来、両親や父方と母方の祖父母を扶養する義務があり、「逆ピラミッド」式の隠れた高齢者介護の圧力を形成している。多くの現実の困難に直面し、如東県は暗中模索を続けている。「医療と介護の連携」という新型介護モデルや「若い高齢者」が「高齢の高齢者」を介護する在宅介護サービスの推進、「一人っ子同士の夫婦の2人目の子ども出産」という出産政策の提唱、高齢者向け不動産や観光といった「シルバー経済」開発の重視などの模索を行なっている。「高齢化」レベルが最も高い県の一つである如東の現在は、多くの都市にとって遠くない未来の姿かもしれない。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年8月5日

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