読書中の邱さん |
湖北省孝感市の92歳になる高齢女性の邱素華さんは、武侠小説の魅力にとりつかれている。彼女の机の上に置かれた古龍の小説「情人箭」は上下巻合わせて37万文字以上の大作だ。「半月で読み終わったが、よく書けている。親戚の甥っ子たちが返却に行って、また何冊か武侠小説を借りてきてくれる予定だ」。荆楚網が伝えた。
邱さんは82歳の時に一人でバスに乗って貸し出しカードの手続きをするために孝感図書館を訪れた。館員は彼女の誠意に感銘を受け、例外的に彼女に貸し出しカードを作ってくれた。それ以来、彼女は常に図書館に行って本を借りては読み、その中で武侠小説に触れ、そのとりこになってしまった。
「なぜそんなに武侠小説が好きなのか」とたずねると、邱さんは、武侠小説の舞台として描かれている世間には様々な人がおり、それぞれが自由に生きているように感じられると答えた。行きたいところに自由気ままに行き来する姿に、自分が理想とするライフスタイルを見出しているようだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月23日