透き通った精微なアクアマリンのネックレス、精致に造られた黄金製チェーンブレスレット、色とりどりの美しさを放つアメジストのロングチェーン――。これらは決して、町の店舗で売っている高級ファッションジュエリーではない。2千年以上前に建造されたお墓の中から出土した、漢代装飾品の数々だ。これらの精巧で美しい装飾は、海上シルクロードからはるばると海を渡り中国にやって来た。その後、土の中で数千年の眠りについたが、今もなお燦然と輝いている。さあ、広西チワン族自治区北海市合浦漢墓博物館で、漢代海上シルクロードの豪華絢爛たる逸品の数々を心ゆくまで観賞してみよう。人民網が伝えた。
「漢書地理誌」の記載によると、合浦は、漢代海上シルクロードの最も古い時期の始発港だった。当時、大勢の中原(黄河中下流域にある平原)の貴族や商人が、この合浦から長距離航海に出て、東南アジア各国と貿易や往来を行った。新中国成立後、合浦の考古遺跡から、1千基近くの漢時代の墓が発掘された。それらの墓の中から、水晶、瑪瑙、琥珀、黄金など数多くの装飾品が見つかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月1日