習近平国家主席は15日、モルディブのヤーミン大統領とマレで会談した。両首脳は親しく友好的な雰囲気の中、両国関係や関心を共有する問題について意見交換し、未来志向の包括的友好協力パートナーシップを構築することで合意した。
習主席は「双方はハイレベル相互訪問を継続し、各分野の交流・協力を拡大する必要がある。モルディブ側と海洋経済、海上安全保障、海洋科学研究・環境保護、災害防止・コントロール分野の協力を強化し、経済貿易協力合同委員会制度を通じて、二国間貿易・投資についてしっかりと計画を立て、インフラ整備・民生分野の協力を重点的に推進したい。中国側はモルディブ側の打ち出したマレ―フルレ橋プロジェクトを積極的に研究、支持し、モルディブ側の経済発展計画などへの中国企業の参加、モルディブ観光サービス業への投資を支持し、さらに多くの中国国民にモルディブ観光を奨励する。モルディブ側が効果的な措置を講じて中国人観光客の安全と合法的権益をしっかりと保障することを希望する。中国側は気候変動対策、持続可能な発展におけるモルディブなど小島嶼国の懸念を理解しており、南南協力の枠組みでモルディブ側に物資援助を行い、人的資源育成、省エネ・環境保護技術分野で協力を展開するとともに、気候変動問題国際交渉での調整や協調を強化し、共通だが差異ある責任の原則に基づく包括的で均衡ある結果が出るよう会議を促し、途上国の権益を共同で守る」と表明した。
ヤーミン大統領は「モルディブ経済発展への中国側の積極的な支持と援助に感謝する。習主席の打ち出した21世紀の海のシルクロードの建設という提案は先見に富むものであり、モルディブ側は完全に支持し、チャンスを捉え、積極的に参加する。中国側と観光、人的・文化分野の交流や協力を拡大したい。積極的に措置を講じて中国人観光客の安全と権益を保障したい。中国側が国際問題において平和共存五原則を遂行していることを称賛する。気候変動など多国間問題で中国側との協力を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月16日