北京時間の20日未明、太陽系の周辺から飛来した彗星が火星に接近し、世界の天文学者と天文愛好家の注目を集めた。中央テレビ網が伝えた。
火星に接近したこの「サイディング・スプリング彗星」は20日未明2時27分、火星からわずか14万キロ(地球と月との距離の3分の1)の場所を通過した。サイディング・スプリング彗星が太陽系に飛来するのは初めてとなる。同彗星は非周期彗星で、人類がこれほど近くで観測できるのは100万年に一度のチャンスと言われている。北半球では夕方、火星はほとんど地平線下にあるため、中国の天文愛好家は彗星が火星に接近する前と離れた後の姿しか見ることはできない。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年10月20日