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「疑似科学」18本、その真相やいかに? 

人民網日本語版 2014年11月04日10:03

1.夢中遊行している人を決して起こしてはいけないという話を聞いたことがあるかもしれない。だが起こしてもまったく問題ないし、転倒を予防することにもなる。2.ブラックホールは黒くない。ブラックホールが黒く見えるのはいかなる可視光も放射していないためである。恒星に対するブラックホールの引力を通してしか、ブラックホールの存在を知ることはできない。3.私たちが脳の10%しか使っていないというのは誤り。10%しか使わずに生きていくことはできない。センサーとスキャナーによる研究によると、私たちは脳の全体を利用している。任務を果たす時は普通、多くの異なる脳域を同時に使っている。4.放射線というと放射能を連想するかもしれないが、すべての放射線が人体に害を与えるわけではない。光もまた放射線であり、食物の加熱に活躍するマイクロ波も放射線の一種である。放射線の範囲は非常に広く、人体の組織にダメージを与えるのはエネルギーの最強の放射線だけである。5.焼いた肉は水分を保持できない。焼く過程で匂いの強い褐色の覆いができ、水分を取り除くからである。6.ハリウッド大作『ザ・コア』では地球の核が液体として描かれている。だが実際には、地核は高密度のニッケルと鉄の球であり、直径は700マイル(約1130km)ほどある。7.私たちのほとんどは下方に運動する際に初めて地球の引力の存在を感じる。だが引力はあらゆる方向と場に存在している。8.銃声を消音器でささやきほどの音にすることはできない。消音器を付けても銃声はクラクション並の大きさになる。だが消音器を付けなければその音は100倍になる。写真はアメリカ映画『ノーカントリー』に登場した消音器。9.「ティラノサウルスは前足を使うことはなかった」という見方は誤りである。研究によると、オスのティラノサウルスは交尾の際に前足でメスを押さえていた。10.水星は太陽から最も近い惑星だが、太陽系内で温度が最高の惑星ではない。金星表面の平均温度は864度に達し、鉛も溶ける。太陽系で最も熱い惑星である。11.物質の形態は、私たちが通常考えている固体・液体・気体の3形態だけでなく、合わせて4種類の形態がある。忘れがちな4番目の形態はプラズマである。12.アルコールは脳細胞を殺すことはない。少なくともすぐに脳細胞の死につながることはない。長期にわたる過剰な飲酒は神経の損傷につながるが、たまの深酒くらいでは脳に大きなダメージは起きない。13.宇宙が場面のSF映画に火が現れることがあるが、現実にはこうした状況は出現し得ない。火が起こるには酸素が必要だが、宇宙に酸素はない。写真は『スター・トレック』で宇宙船が爆発する場面。14.ビタミンCをいくらでも摂取してもいいと考えてはならない。成人のビタミンC摂取量の上限は一日2000mgである。ビタミンCの過剰摂取で死ぬことはないかもしれないが、下痢や胃のむかつき、嘔吐、頭痛、心臓痛などの副作用がある。15.アモバルビタールのような麻酔薬は犯人に真実を吐かせることができると信じている取調官もいるかもしれないが、実際はこれとは違う。こうした麻酔薬の影響は酔っ払うのにも似て、舌をもつれさせるが、嘘を言う能力を失わせることはできない。16.犬が1年生きるのが人間の7年生きるのに相当するというのは誤り。犬の発育は初めの2年が最も速く、その後の発育は品種によって異なる。犬の1歳はすでに人間の14歳に相当する。17.約40億年後、太陽の生命は収束に向かうが、爆発することはない。太陽はゆっくりと膨張し、地球は飲み込まれる。18.ダチョウは驚いても頭を砂に入れることはない。地面に横たわって死んだふりをする。
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「犬が1年生きるのは人間が7年生きるのに相当する」。「夢中遊行中の人を決して起こしてはならない」。私たちが疑いもしない常識の中にも根拠のない「疑似科学」はたくさんある。科学にまつわる誤解と豆知識をまとめた。「環球網」が伝えた。

「人民網日本語版」2014年11月4日

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