行定勲監督がメガホンを取った、切なく美しい愛のミステリー映画「真夜中の5分前(中国題:深夜前的五分鐘)」が、中国で23日の封切りを目前に控え、北京でこのほど記者会見を開催した。主演を務める中国の人気女優・劉詩詩(リウ・シーシー)や日本の人気俳優・三浦春馬、台湾の人気俳優・張孝全(チャン・シャオチュアン)が勢揃いしたほか、中国の張一白(チャン・イーバイ)監督も駆けつけた。初めて中国でのロケに参加したという三浦春馬は、記者会見で3カ月猛勉強したという中国語を披露した。人民網が報じた。
三浦春馬、中国語で「愛の告白」に挑戦
同作品で三浦春馬は、中国語を披露している。また、記者会見でも、中国語で「劉詩詩は美しい女性」と称賛したほか、司会者の「中国語テスト」も楽々通過し、劉詩詩に、漢詩「楽府民歌」に出てくる「山無棱、天地合、乃敢与君絶(世界が滅びない限り、君と離れることはないの意)」という「愛の告白」を教えてもらう一幕もあった。
劉詩詩「三浦は清潔感あふれている」
同作品は、ルオランと一卵性双生児の妹ルーメイ(劉詩詩が二役)、時計修理師のリョウ(三浦春馬)、ティエルン(張孝全)の4人をめぐる、切なく美しい愛のストーリーを描いている。劉詩詩は、三浦春馬と張孝全というタイプの異なる俳優をどのように評価しているのだろう。劉詩詩は記者会見で、「三浦春馬は、さわやかで清潔感あふれている。彼の目を見ていると、伝わって来るものがたくさんある。一方、張孝全はとても落ち着いている。撮影の時も、いろいろ助けてくれた」と2人を称賛した。
中国でも大ヒットした「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)で知られる行定監督は、繊細な感情を表現するのが得意で、「真夜中の5分前」でも、男女4人の間で展開される複雑な心の葛藤を表現。見る人を映画の世界と現実の狭間に連れて行ってくれる。5分遅れた時計を好んで使うリョウ。双子の姉と妹が入れ替わって表れた時、恋はどのように進展するのか。全ては23日明らかになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月21日