人民日報社主催の「北京・天津・河北協同発展フォーラム」が26日、「協同発展の推進、産業融合の加速」をテーマに北京で開催された。新華網が伝えた。

　陳昌智・全人代常務副委員長は式辞で「北京・天津・河北の協同発展の推進は中共中央と国務院が新たな歴史条件下で下した重大な決定、国の重大な戦略であり、北京・天津・河北の長期的発展と人々の幸福に関わる重大な決定だ。現在はトップレベルデザイン、産業一体化の促進、環境保護の強化、便利な交通ネットワークの構築を重点に力を注ぐべきだ。中央レベルで計画を立て、計画を強固なものにすべきだ。北京・天津・河北は産業チェーンの合理的分業を通じて、各自の強みを発揮し、差別化された発展を遂げ、地域経済を深く融合するべきだ。北京・天津・河北は緊密に連携して地域生態環境安全防護システムを共同構築すべきだ。高速、便利、効率的、安全、大容量、低コストの相互連結総合交通ネットワークの構築を加速し、北京・天津・河北の発展に堅実な基礎と保障環境を提供すべきだ」と述べた。

　人民日報社の楊振武社長は式辞で「北京・天津・河北の協同発展の着実な推進は、国の地域発展配置を最適化し、社会生産力の空間構造を最適化し、新たな経済成長軸を築き、新たな経済発展方式を形成する重大な措置であり、小康（ややゆとりのある）社会の全面的完成、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現にとって重要な意義を持つ」と述べた。

　関係当局のトップ、北京市、天津市、河北省のトップが相次いで式辞を述べ、交通一体化・共同利用制度の構築、産業の移転・連結と高度化、環境合同対策と資源の最適化配置などについて出席者と話し合った。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年11月27日