歌と踊りのパフォーマンス「八重瀬町・沖縄祭」が11月28日夜、北京の中日青年交流センター世紀劇院で開催された。日本の沖縄県八重瀬町から来た演技者が、沖縄伝統の祭りの歌や踊りを再現し、日本の民俗芸能の魅力を観客に披露した。
沖縄県は、日本の有名な国際観光地で、東アジア各国との交流の歴史を通じて独特の民俗文化を育んできた。「歌と踊りの島」として知られる沖縄でも八重瀬町は特に有名な民俗芸能の宝庫である。日本では今でも、伝統の祭りには各種の芸能が披露され、五穀豊穣や大漁、健康が祈願されている。
「沖縄祭」は3つの部分に分けて披露された。最初の部分は「祈福」が主題で、平安や豊収、互いの幸せな生活が祈られた。次の部分は「祭典」が主題で、念仏踊りや空手、古武道、獅子舞など昔から今までの沖縄らしい祭りや芸能、武術が実演された。神々と先祖に感謝を捧げ、人々の勤労をねぎらう意味があるという。最後の部分は「狂歓」が主題で、水汲み歌や「汗水祭」、「毛遊び」などが披露された。観客らは、独特な歌と踊りを通じて、沖縄のにぎやかな雰囲気や日々の喜びに触れた。観客が掛け声や拍子で参加するスタイルで、舞台は大いに盛り上がった。
今回のイベントは監督も演技者も若手が目立ち、伝統の文化・芸術にみずみずしい力が加わっていることが見て取れた。観客にとっては沖縄に触れ、理解を深める機会となり、中日間の文化交流と友好の促進に積極的な意義のある活動となった。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年12月2日