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吉林、遺棄化学兵器の廃棄開始 日本側が資金・技術提供

人民網日本語版 2014年12月02日10:54

吉林省敦化市哈爾巴嶺にある旧日本軍遺棄化学兵器の処理施設で11月30日午前、中日両国政府の関連部門の代表者が、哈爾巴嶺の遺棄化学兵器の試験的な廃棄作業の正式な開始を共同で宣言した。新華社が伝えた。

中国側関連部門の担当者によると、哈爾巴嶺は、中国国内でこれまで見つかっている最大の旧日本軍遺棄化学兵器の埋蔵地。中日双方の調査ではこの地域に約33万点の化学兵器が埋まっているとされる。地域の遺棄化学兵器の廃棄をできるだけ早く開始するため、中日双方は、技術プランやリスク評価、安全管理、環境監視、後方業務、緊急時対応マニュアルなどについて長時間の研究論証と協議を続け、一致を達成した。長年建設されていたを処理施設の建物も今年9月に完成し、処理設備の設置も10月に終わった。運転調整と模擬弾の試験的な廃棄作業を経て、遺棄化学兵器の実弾廃棄の作業条件はすでに整っている。中日双方は、12月1日から正式に遺棄化学兵器の実弾の廃棄破壊を開始することとしている。

担当者によると、旧日本軍の遺棄化学兵器の処理は、中日間の重大な歴史遺留問題を解決することであると同時に、「化学兵器禁止条約」の履行という重要な事業でもある。「化学兵器禁止条約」と中日両国政府の覚書の規定によると、遺棄化学兵器の廃棄は日本側が責任を負い、必要となるすべての資金や技術、専門家、施設、その他の資源を提供することとなっている。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年12月1日

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