陳卿といえば「一夜にして豊を得た人物」、「拆二代(立ち退きにより富を手にした2代目)」、「不動産35軒を所有する成金」といったイメージを浮かべる人は多いが、彼が「海帰(海外からの帰国者)」、「勤勉な創業者」、「民間高齢者施設の院長」であることはあまり知られていない。数千平方メートルにわたる不動産を所有する若者である彼だが、他の「拆二代」とは違う崇高な夢を持っている。自分が経営する高齢者施設に入居する全ての高齢者の生活を全面的に支えるということだ。荆楚網が伝えた。
清潔で暖かい雰囲気の施設内には200床以上のベッドがあり、入居費は毎月1460元(約2万7750円)~2560元(約4万8659円)と決して高くはない。入居者の生活は専門のスタッフが24時間体制でケアを提供しており、施設内で余生を過ごす高齢者たちも安心して楽しく過ごしている。
2014年11月時点で施設には高齢者130人以上が暮らしており、最高齢は100歳、最年少は57歳。入居が増えるにつれ、施設の経営も徐々に陳卿さんの期待通りの収支バランスがとれるようになっているという。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月22日