「向陽紅09号が来た!」現地時間28日の夕食後、科学調査船「大洋1号」の船員が走り回り、情報を伝え合った。この茫々たるインド洋で25日間も航行していたのだから、自国の科学調査船が接近していることは確かに喜ばしい情報だ。科技日報が伝えた。
有人潜水艇「蛟竜号」の母船「向陽紅09号」は24日にモーリシャスのポートルイスを離れ、4日間の航行を経て28日夕方に、中国の南西インド洋における硫化物探査契約区に到達し、中国大洋第35回航行の科学調査任務を開始した。蛟竜号は試験的応用航行段階にあり、今回は南西インド洋の大洋1号と同じ海域で、多金属硫化物探査契約区の資源の評価・調査を行う。大洋1号は海面上の調査を行い、蛟竜号は特定ポイントで潜水作業を行い、相互補完する。大洋1号の曹業政船長は記者に対して、「港湾ではよく顔を合わせていたが、海上の作業でこれほど近づいたのは初めてだ」と述べた。
蛟竜号は29日午前、南西インド洋竜キ熱水鉱床の噴出口でサンプルを収集し、大洋1号は付近の作業海域でビデオカメラを取り付けたグラブにより地質サンプルを収集した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月30日