北京の冬季五輪招致活動が山場を迎えている。国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が24日、張家口と共に2022年冬季五輪の開催に立候補している北京の現地調査を開始した。評価委員会は26日に張家口地区を訪れて実地考察を行う。新華網が伝えた。
張家口市は河北省北西部に位置し、北京、河北省、山西省、内蒙古自治区の4省(市)が交わる場所で、北京からわずか180キロの距離にある。総面積3.7万平方キロ、北京の西の出口で西北地域へ東から入る主な入り口であり、首都経済圈の重要な一部だ。ここ数年、ますます多くのスキー愛好家が張家口へと向かい、雲頂、万竜、太舞といったスキー場の名前が多くの人に知られるようになっている。政府統計によると、昨年のワンシーズンに張家口を訪れてスキーを楽しんだ人は140万人以上に上る。環境整備の面では張家口は2014年、市全体で8万7000ヘクタールを造林し、国家森林都市を構築すると同時に、大気汚染対策を強化した。2014年の大気の指標クリア日数は315日に達し、長江より北のモニタリング都市37カ所のうちトップに立っている。
張家口には国家級自然保護区3カ所、国家級森林公園1か所、省級森林公園16カ所がある。白い雪原や草花であふれる草原といった張家口独特の魅力が、北京の冬季五輪招致を後押しすることになる。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年3月27日