貴州省遵義市匯川区高橋鎮のある7階建てビルが9日未明2時ごろに倒壊した。幸いなことに倒壊する半時間ほど前に、ビルの住民の姫遠奎さん、駱開素さん夫婦が危険を感じて、自分の命や財産は顧みずに各家庭の住民たちを起こしてまわった結果、住民67人は無事に避難することができた。夫婦が2年以上働いて蓄えてきた家財は全て倒壊した家屋の下敷きになってしまった。中国新聞網が伝えた。
現地政府部門の大まかな調査によると、倒壊したビルは1995年に建築されたもので、当初は3階建てだったが、2005年に所有者が審査許可を得ずに勝手に7階建てまで拡張した結果、ビルの基礎が不安定になり、沈下などの現象が見られた。その上、ビルに使われていた建材やセメントなどはいずれも基準をクリアしておらず、構造体の強度が不足していたことが事故の原因だという。現在、ビル所有者は警察に拘束されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年6月11日