習近平国家主席は23日、ベルギーのフィリップ国王と人民大会堂で会談した。
両国元首は両国関係の発展を高く評価したうえで、引き続き共に努力して、両国の政治的相互信頼を揺るぎないものにし、実務協力の新たな成長源を築き、民間の友好を深化し、両国関係を一層良くすることで合意した。
習主席は「中国側はベルギーとの関係を強く重視し、ベルギーを欧州連合(EU)内の重要な協力パートナーと見なしている。ベルギー側と緊密なハイレベル交流と高水準の政治的相互信頼を保ち、両国関係の全方位的友好の大きな方向性をしっかりと把握したい。現在、中国はイノベーション駆動型発展戦略を実施している。双方はイノベーション分野で利益の一致点を見出し、先端製造業、バイオ製薬、環境科学技術、持続可能な発展などの分野で広範な協力を展開することができる。双方は海陸空全方位コネクティビティの強みを発揮して、中国と欧州、アジアと欧州の物流産業の発展と国際電子商取引の協力を推進する必要がある。両国政府は政策調整と計画を強化し、双方間の人的・文化交流により有利な環境を整える必要がある。来年は両国の国交樹立45周年だ。ベルギー側と共に記念行事を成功させ、両国の友好が人々の心に深く浸透するようにしたい」と述べた。
フィリップ国王は「ベルギーは中国側の『1ベルト、1ロード』構想を称賛する。欧州における中国の信頼できるパートナーとして、自らの強みを活用して、中国が欧州に進出するための橋渡しをしたい。ベルギー側は引き続き経済・貿易、イノベーション、教育、バイオテクノロジー、衛生・医療、社会保険分野で中国との協力を強化すべく積極的に尽力する」と述べた。
両国元首は気候変動対策、アフリカ大湖沼地域情勢などについても意見交換した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月24日