習近平国家主席は17日、米国のケリー国務長官と人民大会堂で会談した。
習主席は「私とオバマ大統領は新型の大国関係の共同構築で合意した。これはわれわれ双方の共通利益に合致する。今年9月に私は米国を公式訪問する。中米関係および関心を共有する重大な問題についてオバマ大統領と引き続き率直で誠意ある踏み込んだ意思疎通を行い、両国関係をさらに開拓し、発展させることを心待ちにしている」と表明。
「中米関係は全体的に安定して発展している。中米の新型の大国関係の構築は少なからぬ『早期収穫』を得た。両国の貿易、投資および人的往来は昨年過去最高を記録し、エネルギー、両軍、人的・文化など重要分野の協力は新たな進展を遂げ、重大な国際・地域問題、グローバルな問題で緊密な意思疎通と協調を保った。新たな情勢の下、中米の新型の大国関係の構築は成果を多く蓄積する必要がある。双方は実務協力をたゆまず開拓・拡大し、協力の目玉をつくる必要がある。同時に、溝を適切に管理・コントロールし、うまく処理して、両国関係の大きな方向性が妨げられないようにする必要がある」と指摘した。
ケリー長官は「米中関係に対する習主席の評価に同意する。両国関係は非常に重要だ。米中は広範な協力を繰り広げて、重大な国際・地域問題への対応における両国の重要な役割を世界に示した。双方はまた、両国間の溝を熟達してうまく管理・コントロールすることができる。両国は気候変動、エボラ出血熱、イラン核問題などの分野で緊密な協調と協力を維持した。双方は協力をさらに広げ、深めることができる。オバマ大統領は習主席による9月の公式訪米を心待ちにし、関心を共有する問題について引き続き踏み込んで意見交換することを心待ちにしている」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月18日