インド洋の仏領レユニオン島の海岸で飛行機の機体の一部が発見された。フランス警察はこの残骸がどこから来たものなのか、すぐに調査を開始した。仏メディアの29日付の報道を新華網が引用して伝えた。
フランス航空安全専門家のザビエル・テイトジェルマン氏は「この飛行機の残骸はMH370機の機体の一部である可能性がある」と語った。しかし別の専門家はその可能性は基本的にはないとし、何年か前、前後してこの地域で墜落した2機の飛行機のものかもしれないとしている。
この機体の一部は長さ約2メートルで飛行機の羽の一部と見られる。レユニオン島の海岸清掃を担当する協会の会員は、この残骸を発見した時、「残骸は貝で覆われており、海中に長く沈んでいたように感じた」と話す。
調査を担当するフランスの航空当局の情報によると、現在のところ結論を出すのは時期尚早で、まずはこの残骸がどの種類の機材なのか確認する必要があり、それからどこの航空会社かを確定するそうだ。
先のザビエル氏は自身のツイッターで「29日に発見された機体の一部とボーイング777型機の翼の一部は『非常に高い相似性がある』」と話し、また彼のブログでは「機体にはBB670という番号が付いているが、これは飛行機のライセンスナンバーではなく、シリアルナンバーでもない」と記している。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月30日