アメリカ国際デザイン協会(IDSA)の審査チームは1700点以上の作品の中から、今年度の産業デザインアワード「IDEA」の決勝に進出する81点の作品を選出した。これにはコンピュータ、キッチン家電などが含まれる。審査結果は22日に発表予定。ここからは決勝戦に進出した優秀作品を見ていこう。
◆グーグルの「Cardboard」
一般的なスマートフォンとボール紙を使い、紙を折り曲げることで、VRヘッドセットの完成だ。
◆自転車「ブラックライン」
この自転車は大量のメモリ、LEDライト、スマートハンドルを搭載し、スマホアプリと同時に使用することで、ナビなどの機能を実現できる。
◆サムスンの「FLIP WALLET」
これはスマホ用の革製カバーで、表に内蔵されたLED照明により、時間などの情報を表示する。ケースを開くと外のディスプレイがオフになり、携帯電話の画面がオンになる。
◆玩具「Monstas」
この玩具は関節炎のある児童用にデザインされたもので、指と手の力を鍛えることができる。
◆音楽療法「Synchrony」
Synchronyはただのドラムではなく、一種の音楽療法だ。このドラムには特別なデザインが施されている。音楽が得意であっても苦手であっても、自閉症の患者と保護者は美しいハーモニーを奏でることができる。
◆自転車スタンド「クラッグ」
これは取り付けの簡単な縦置き自転車スタンドで、多くの垂直の壁に取り付けることができる。自転車の前輪をはめれば、服を釘に掛けるように立てることができる。これがあれば室内空間がより整頓され、活き活きとし、スペースを節約できる。
◆「Eton Rugged Rukus」
これはソーラーパネル搭載のオーディオプレイヤーで、ブルートゥースを使いストリーミングメディアの音楽を放送し、キャンプや屋外での使用に適している。ソーラーパネルが搭載されているため、晴れた日であれば絶え間なく音楽を再生することができる。日没後は、内蔵されたリチウム電池によって8時間の使用が可能だ。
◆「MultipliCITY」
これは屋外の公共の場で用いられる家具で、ベンチ、椅子、自転車スタンド、LED照明、収納ケースが含まれる。これによって公共の場の生活がより優雅に美しくなる。
◆「GE Micro Kitchen」
これは小型キッチンで、調理、冷却、洗浄の3つの機能に分かれ、電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、電磁調理器などが含まれる。スペースを節約できるほか、利用者の「エコロジカル・フットプリント」を減らすことができる。
◆花壇用センサー「Edyn」
Edynはビッグデータを花壇にもたらし、花壇の土壌、天気、日照条件、湿度、栄養成分、水分などをリアルタイムで追跡できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月12日