在タイ中国大使館の現地時間18日午後9時の発表によると、タイの首都バンコク市中心部で前日に起きた爆発事件で中国人6人が死亡し、1人が連絡が取れず、22人が病院で治療を受けている。
現地中国大使館は直ちに緊急対応体制を敷いた。呉志武臨時代理大使と朱偉東参事官兼総領事その他の大使館職員が爆発現場や負傷者の入院する主要病院8院を訪れ、現地の警察、病院、タイ観光協会などの責任者に中国人の死傷状況を確認した。病院では比較的軽傷の中国人観光客にけがの状況を詳しく訪ねるとともに、タイ側に対して中国人負傷者の治療に全力を尽くすよう促した。また、犠牲者と負傷者の家族に直ちに連絡を取り、意思疎通を続けている。この2日間、一部の家族が続々とタイに到着。大使館は空港や病院にボランティアを派遣してタイ側と共に対応にあたり、食事や宿泊の面で便宜を図っている。また、大使館は中国系機関や中国語教師のボランティアを病院に派遣して通訳などの支援にあたっている。現地華人団体も自発的に手を差し伸べ、中国人負傷者や現地に駆けつけた家族を支援している。現地弁護士事務所は送迎・通訳サービスを提供。一部ホテルは中国人負傷者に宿泊費を無料としている。一部飲食店は中国人の負傷者、家族、ボランティアに病院への配達を含め食事を無料で提供している。タイ華人青年商会も中国同胞の支援にあらゆる努力を尽くす考えだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年8月19日