外交部、バンコク爆発事件を激しく非難

　外交部（外務省）の華春瑩報道官は18日「タイのバンコク中心部で起きた爆発事件を中国側は激しく非難し、中国人を含む犠牲者に深い哀悼の意を、遺族と負傷者に心からの見舞いの意を表する」と述べた。

　華報道官は「事件発生後、外交部と現地中国大使館は直ちに全力で緊急対応にあたった。現地大使館は直ちに爆発現場に職員を派遣し、現地の複数の病院で中国人の死傷状況を把握すると同時に、タイの政府および関係当局と意思疎通を保ち、タイ側に対して事件の原因をすみやかに究明し、負傷者の治療と犠牲者への対応を全力で成し遂げ、効果的な措置を講じて、現地中国側人員・機関の安全を確保するよう求めた」と述べた。

　18日午前、王毅外交部長（外相）は省庁間調整会議を緊急召集して、現地中国国民の状況を全面的に把握し、タイの安全情勢を分析した。各当局は犠牲者への対応、負傷者の治療、遺族への対応、タイ側への申し入れなどの取り組みについて方針をまとめた。

　18日午後、外交部アジア局の責任者が在中国タイ大使館の高官と会談し、タイ側に対して負傷者の治療に全力を挙げ、犠牲者への対応を適切に行い、事件について全面的な調査を行い、犯人を厳重に処罰し、措置を講じて中国側人員・機関の安全を確保するよう求めた。

　「中国側は引き続きタイ側と緊密な意思疎通を保ち、犠牲者と負傷者への対応を全力で成し遂げ、現地中国側人員・機関の安全と利益を積極的に守る」と華報道官は述べた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年8月19日