習近平国家主席は15日、ロシアのプーチン大統領とトルコ・アンタルヤで会談した。人民日報が伝えた。
習主席は「今年、中露両国は広範な分野で緊密な協力を繰り広げ、中露包括的・戦略的協力パートナーシップの深く前向きな発展を推進した。中露双方が来年も引き続き協力を強化し、第2次世界大戦の勝利の成果と国連を中心とする国際秩序を揺るぎなく維持し、現行の国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を促すことを希望する。中露両国は経済的補完性が強く、貿易の潜在力が大きい。双方は貿易水準の向上に共に努力すると同時に、金融、保険、極東開発などの協力を積極的に繰り広げる必要がある。われわれはロシア側と共に努力して、シルクロード経済ベルト建設とユーラシア経済連合の連結・協力を加速することを望んでいる」と強調。
「中露はG20の枠組で緊密な協力を維持している。中国は2016年のG20サミットを主催する。革新的で活力ある、連動し、あまねく広がる世界経済の各国による共同構築を後押ししたい。会議の過程でロシア側との意思疎通と協力を強化し、世界経済の成長促進、世界経済ガバナンスの整備においてG20がさらに大きな役割を果たすよう共に後押ししたい」と表明した。
プーチン大統領は「露中両国は各分野で緊密な交流を維持している。双方は貿易、エネルギー、原子力、化学工業、ハイテク、金融、地方、人・文化分野の交流や協力を積極的に深化する必要がある。ロシア側はユーラシア経済連合と中国側のシルクロード経済ベルト建設との連結を支持する。露中は共に国際法の原則維持に尽力しており、多くの重大な国際問題において考えが近い。ロシア側は中国側がG20の次期議長国として国際経済・金融協力のために一層の役割を発揮することを支持する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月16日