2015年世界ロボット大会(World Robot Conference 2015)で24日、人とロボットの対決が多くの来場者を集めた。スマートロボットが「両手」にラケットを1本ずつ握り、人とバドミントン(シングルス)の試合を行った。ロボットは左右の手を使い、相手が打ってきたシャトルを打ち返した。科技日報が伝えた。
これは上海荷福集団と電子科技大学ロボットセンターによる練習用ロボットで、ABUロボコンの優勝経験を持つ。
開発チームの責任者によると、同ロボットは視覚による捕捉、リアルタイムの照合、コート内の測位、運動制御など10数種類の技術の特許を持つ。また中国で初めてロボット感情認識技術を採用したことで、ロボットと使用者がリアルタイムで情報を交換できるようにした。感情のこもった本物の人間の声により、使用者のショットの効果を示す。同氏によると、同ロボットは独自の両目視覚システムを採用しており、迅速かつ正確に高速移動中の物体を捕捉できる。位置の予測の誤差は5ミリ以内で、相手のシャトルを打ち返せる確率は85%以上だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月25日