2015年11月25日  
 

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ドイツ企業が中国ロボット産業に熱い視線 販売台数が5年内に倍増

人民網日本語版 2015年11月25日08:30

工場内で、パイプから白いビニール袋に詰め込まれる米粒を、マスクをした女性従業員が静かに眺めている。機械が1秒もかからずに袋をとじ、米の詰まったこれらの袋はベルトコンベアでロボットアームまで運ばれる。ロボットアームは袋を持ち上げ、ラベルを貼り付ける--。

寧夏中航鄭飛塞外香清真食品有限公司の劉自斌・副総経理は、「工場内は全て自動化されているため、従業員はロボットを監督するのが主な仕事」と語った。同社は、寧夏回族自治区銀川市で年15万トンの米を加工している。脱穀から包装に至るまで、かつては大変だった農作業の大部分が自動化された。ドイツ・ハンデルスブラット紙のウェブサイトの報道を引用し、参考消息網が伝えた。

世界第2の経済体である中国は今、自動化技術の重要な成長市場の1つとなっている。

中国でコンサルティング会社を経営するゲオルク・スティラー氏は「中国の過去25年間の発展が頼ってきた伝統的な産業モデルはすでに限界に達している」と指摘する。

自動化は中国の今後10年の製造業発展計画「メイド・イン・チャイナ2025」における最も重要なキーワードの1つだ。中国国務院は同計画の中で、中国が工業の近代化を実現するためのロードマップを制定した。中国は質・効率・持続可能性の面で、ドイツのような工業強国に追いつき、追い越すことを望んでおり、2049年の建国100周年までに「工業超大国」になることを目指している。

中国のある高官は「ドイツのインダストリー4.0は、中国のいくつかの改革計画が参考にしたモデルだ」と語った。

そして今、ドイツの自動化技術企業は中国に大きなビジネスチャンスを見出している。


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