中国気象局が24日に主催した気象学者のトークイベントで、北京市気象局気候センター副センター長の王冀氏は、「北京の今年の降雪量は歴代2位となっているが、これは今年のエルニーニョ現象と関連している。これは極端な現象だ」と指摘した。科技日報が伝えた。
王氏によると、北京は今年早くも雪が降ったが、これは大気の還流の変化と関連している。シベリアで高温が続いたことにより、寒気が中国北方に影響を及ぼしている。またエルニーニョ現象が西太平洋の気温上昇を引き起こし、熱帯の海洋の蒸気を華北に送り込んでいる。この蒸気はここで寒気と長時間交わる。寒気の影響を受け気温が下がり、華北中北部地区の21日の地上の気温は氷点下付近まで下がった。これは大雪になりやすい気象条件だ。蓄積された蒸気が上昇後に凝結して雪となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月25日